アカシアとは?
現在、日本国内ではアカシアという名前で流通している植物は2種類あります。一つは"ミモザ"と呼ばれる黄色い花をつけるアカシア。もう一つは明治時代に日本に輸入され、広く利用されているニセアカシア(和名ハリエンジュ)です。明治時代に輸入された当初、ニセアカシアをアカシアと呼んでいたため、現在も混同されたままです。
後に本来のアカシア(ネムノキ亜科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになったため、区別するためニセアカシアと呼ぶようになりました。しかしながら、本来のアカシアは日本の環境にはあまり適さずマイナーな存在に留まっており、それも相まって今でも混同されたままです。
歌謡曲や小説などの中には、「アカシア」の名前が使われていますが、本来はニセアカシア(ハリエンジュ)のことを指しているものがあります。
アカシア材とは?
アカシア材は、重厚な材質のため季節による伸縮が非常に少なく、腐りにくく耐久性が高い木材です。
また、高級感のある茶褐色にまっすぐに伸びる木目、茶と白の濃淡によるデザイン性の高さがアカシア材の特徴です。
アカシア材は15mm厚の材料を採用しておりますので、一般的に板付けに使用されている9mm厚の杉板(焼杉)や12mmの針葉樹合板の製品に比べて反りなどの変形に強く、アカシア材の特性とも相まって耐久性・耐腐食性に富んだ着生板に仕上がっています。